藤川様:もともと私の祖父が、駅の売店で売れ残った新聞を回収する事業からスタートした会社ですが、2000年代に入り出版社や新聞社との取引が増加。書籍の出入荷や在庫管理といった出版流通の世界へも、業務の幅を拡張してきました。通常は出版社による書籍の登録情報を活用して在庫管理を行うのですが、古い書籍の場合はシステム未登録のものもあり、在庫状況などを聞かれた際には紙に記載された情報と現物を照合する作業が発生することになります。
あるとき、約6000枚にも及ぶ紙に記載されたデータしか残っていない書籍の管理をご依頼いただきました。これをシステムに落とし込み管理するためには、デジタルデータ化するしかありません。社内で入力することも考えましたが、膨大な件数と限られた時間を考慮し、プロによるアウトソーシングの方法を探ることになりました。